【不登校・別室登校】 家庭でできた!国語学習 【2021/1/1更新】

★ 不登校・別室登校

国語が苦手で、何から手を付けていいのかわからない

授業に出られないせいで古典や漢文がまるでちんぷんかんぷんになってしまった

そんな悩みを抱えていらっしゃいませんか?

 

騙されたと思って一度試していただきたい方法があります。

それは、音読です。

 

私が別室登校中の長男タクミと一緒に国語を学び始めたきっかけは

「古典が全然わからないんだけど」

と、中学3年生になって間もなく、戻ってきた模試の結果を「見て」と渡されたこと。

中2の二学期から授業には出ていないわけですから、あえて機会を作らなければ日常の中で触れることのない古典に苦手意識を持つことも不思議ではありません。

その頃のタクミの国語の偏差値は50ジャストくらい。

高校入試直前の模試では、安定して60は超えるように。

最後の実力テストの古典は全問正解。

全体でも間違えはケアレスミスの一か所だけでした。
そんなこんなで、国語、古典への苦手意識はまあまあ薄れた様子。

わずかながらも結果は出ているのではないかと思っています。

ちなみに国語に関しての、塾や通信教育の利用はゼロです。

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<家庭でできる国語学習> 現代文でも古文でも音読は最強!

 

タクミの国語学習に付き合うにあたって参考にした書籍1冊目は、斉藤孝先生の

斉藤孝のズバリ攻略シリーズ「国語なんてカンタンだ」

小学生対象とあなどるなかれ、文章を書くのが苦手な大人が読んでも学ぶところが沢山あります。

国語学習のヒント満載の一冊でしたが、実行したのはただ一つ。

音読 

斉藤孝先生いわく、音読は国語力アップの最強ツールだそうです。

 

この音読の効果と具体的な勉強法を深掘りするために参考にした二冊目が

天流仁志先生著「学習の作法」です。

「学習の作法」は、中学受験生~大学受験生を対象とした、2020年「新学習指導要領」に対応した勉強法を説いた一冊。

読むことによって

基本作法

習得作法

未知の問題を解く作法(分析する→俯瞰する)

応用実践学習作法

と、基本→応用のステップに沿って、やるべきことをハッキリさせることができます。

「学習の作法」で説かれていた基本的な国語勉強法は次のようなものでした。

現代文

① 漢字をマスターする

② (1)まずは音読

(2) 意味を把握

(3) 意味を完璧に把握した状態で音読

(4) 作品の感想について話し合う

(5) あらすじを口に出して話す

古文・漢文

① 繰り返し音読することによって言い回しに慣れる

② 古典独特の常識(宗教観や風俗など)に対する知識を持つ

やっぱり音読、大事みたいです…

この学習ステップを網羅できればさらに効果が見られたのかもしれませんが、タクミが主に取り組んだのはほとんど音読のみだったと記憶しています。

 

現代文も古文も教科書を繰り返し音読した他、古典に親しむためのテキストとして声に出すことばえほんシリーズも購入しました(とはいえこちらは私の趣味で、教科書だけで十分かもしれません)。

 

「春はあけぼの」の他、方丈記「ゆく河の流れは絶えずして」、平家物語のオープニング「祇園精舎」松尾芭蕉「おくのほそ道」も購入。

音読した時の文章の響きが心地よくて、タクミよりも私がしょっちゅう音読していたので、小学生の妹もすっかりお気に入りに。

歌うようにお気に入りのフレーズが口から出てくるようになりました。

目と耳と口を使った学習法「音読」は黙読に比べ、記憶や理解のスピードもかなりアップするそうです。

<家庭でできる国語学習> ブログを書く

もう一つ、タクミが始めたのがブログです。

得意分野に特化した内容なのですが、1記事1000~3000文字ほどの記事を一週間に3,4つアップ。

それまではまとまった文章を書く機会と言ったら、嫌々書かされる課題の作文くらいのもの。

訪問してくださる方が次第に増えていったり、コメント欄から質問に答えてお相手に喜ばれたり。ブログを書くことに伴う出来事もモチベーションアップにつながったようです。

苦手意識の拭えなかった「30文字以内でまとめなさい」といった記述式問題への心理的ハードルが無くなった、とタクミ。

国語力アップなんて全く期待せずに始めたブログでしたが、嬉しいおまけでした。

習うより慣れろ、ですね。

<家庭でできる国語学習> まとめ

現在タクミは高校生。

当時を振り返り

「授業に出られなくなった時間の中で、書くこと、読むことの楽しさを知った」

と言います。

当時苦手科目だった国語は現在でも好きな科目のひとつです。

 

「学習の作法」のなかで、天流先生はこれからの入試で重要視されていく「表現力」は、家庭で身につけることができるとおっしゃっていました。

子どもが表現したい気持ちを高めるために1番大切なことは、

自分の話に耳を傾けてくれる誰かがいること

自分の話を肯定的にとらえてもらうこと

だそうです。

同時に親はすべて自分で抱え込まずに苦手なことは得意な誰かに任せることもとても大事だとも書いておられました。

私の場合も、英語や国語は塾で教えた経験があったのでサポートしやすかったのですが、理数系の科目は本当に苦手で。

一切かかわらず、塾や夫に丸投げしました。

<不登校・別室登校> 塾のメリット3つ
不登校、別室登校時に、塾に通うことで感じたメリットについての体験談です。

また、タクミの場合は「音読」が相性の良い学習方法でしたが、ぴったり合う学び方はお子さんによって色々だと思います。

読むことに興味のないお子さんには、アニメーションを駆使した「すらら」のような対話型の通信教育もありますし(以下のバナーから資料請求ができます)

塾や家庭教師など、丁寧に教えてもらうことで力をつけるタイプのお子さんもいらっしゃることと思います。

色々な勉強法を試すことは、自分の特性を知るよいきっかけになるかもしれません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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