「もしかしたら、さっき飛び出してきた人とぶつかっちゃったんじゃないか」
車の運転中、そんな不安が頭をよぎって、確認に戻った。
そんな経験をお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか。
実は私もあるんです。
自転車が飛び出してきて、急ブレーキ。
バックミラーで確認し、自転車が通り過ぎて行ったのを見たにもかかわらず、
「ケガしてたんじゃないか」
と心配になり、近くの交番に被害届が出ていないか確認に行ったところ、あまりに私が心配そうだったからでしょうか。
「車輌を確かめてもらって安心したら」
と、警察署まで行き、車をくまなくチェックしてもらったことも。
一昨日も街灯のない暗い夜道を徐行に近い速度で走っていた時、歩行者がいきなり横切ってきてヒヤッとした場面がありました。
その時も帰宅後一晩は「本当にぶつかっていないだろうか」と、不安でもやもや…
不安解消のため、
「事故を起こしたんじゃないかと心配」
で、検索すると、意外な検索結果が目に飛び込んできたのです。
加害恐怖とは
それは、「加害恐怖」という病名。
バイ菌が気になって手を洗わずにいられない、
家の鍵をかけたかどうかが気になって、何度も確認に戻ってしまう
といった強迫神経症のなかの一つの症例だそうです。
自分が誰かを傷つけてしまったのではないか、という恐れに過剰にとらわれてしまう
ということがこの病の主訴です。
発症は、ストレスや生活の変化がきっかけとなることが多く、
もともとの性格はマジメで「こうでなければならない」というしばりの多い人に見られるようです。
病気かな、と思ったら
とはいえ、こういった病気は、潔癖、心配性、臆病といった誰もが持つ性質との線引きが難しいですよね。
心配性と病気の境目は、自身や周りの人がその症状によって困っているか否か。
もし、心配しすぎてしんどい、
不安で車の運転ができなくなってしまった。
そんな状況に陥ってしまったとしたら、医療機関での治療が有効だそう。
治療は薬物療法、認知行動療法が用いられ、効果もかなり期待できるとのことです。
こちらのブログでは、自力で加害恐怖を克服する方法を紹介されていました。
https://genderexcel.org/overcoming-ocd/強迫性障害の加害恐怖を克服/
数字へのこだわりも強迫神経症?
うーん、しかし、思うのですが…
客観的に見て、実際車って怖いものですよね。
一番軽い車種の軽自動車でも、その重さ、600キロ代。
大きめのSUVなんかだと、2000キロ超えです。
そんな大きな鉄の塊が四捨五入すると100キロメートルもの速度で歩行者の横を走り抜けているんです。
おまけに、ぶつかってなくても事故の責任を問われることもあるし…

怖い、不安って感覚は、至って普通のような気もしています。
もし自動車のない世界からきた人たちが自動車を見たら…絶対恐怖だと思います。
ドライブは楽しいけれど…
田舎では生活必需品だけれど…
いつか車を運転しなくても全く快適な生活を送れたらいいな。
たとえば、
いつでも抜群のテクニックで運転してくれる運転手さんがいる生活とか、
ワープ能力が身について、一瞬で行きたいところに行けるとか。
そんな風に思わずにいられない今日この頃です。
ちなみに強迫神経症の中には、数字への過度のこだわりという項目も。
時計を見ると4:44……444のゾロ目は不吉なメッセージ?
たまたま見た時計が「4時44分」。4の数字が並んでいるのを見た時、何となく不吉な感じ、嫌な感じがするだけであれば、精神医学的には気にすることはありません。しかし、あたかも時計から死(4)のメッセージが送られてきたような気持ちになってしまう場合、いくつかの注意すべき問題があります。(https://allabout.co.jp/gm/gc/473222/より)
スピリチュアルな話題によく上る、エンジェルナンバー。
私も大好きで、車のナンバープレートや時計などでゾロ目を見るたび嬉しくなったりしています。
エンジェルナンバーって、まさに数自体がハイヤーセルフやアセンデッドマスターからのメッセージと言われていますよね。
こちらは楽しく明るいこだわりなのでいいのかな。

普通と特別、健康と不健康、正常と異常…実際はぱっきり分けられるものじゃなくて、
いろんな割合で混ざり合っているのが現実なのかもしれませんね。
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