著者、樺沢紫苑先生は言い切ります。
人生を変えるのはアウトプットだけ
人生変えたい…と思いつつ何から手を付けていいのかわからない
頑張ってるのにちっとも結果に結びつかない
効果的な学びの方法を知りたい
そんなあなたにおすすめの一冊です!
アウトプットの絶大な効果
読書をする。
講義を聞く。
情報を集める。
あなたの学び方は、そんな「インプット」で止まっていないでしょうか。
インプットは、その後のアウトプットがあるからこそ生きるもの。
樺沢先生いわく
「アウトプットのないインプットはただの自己満足」
ちなみにインプットとアウトプットの黄金比率は
3対7
それではなぜ、これほどアウトプットが大切なのか。
理由は、「書く」「話す」といったアウトプットとは、運動神経を使って筋肉を動かす運動性記憶だから。
ちなみに「読む」「聞く」などのインプットは、意味記憶。
すぐに忘れてしまう意味記憶に比べて、運動性記憶は
定着しやすく忘れにくい
のだそうです。
開いたらすぐに実行できるアウトプットの方法が80種類
アウトプットとは
話す
書く
行動する
こと。
大全、との名前の通り、「アウトプット大全」には、その三つの動きに分類されたアウトプットの方法が盛り込まれています。
一つ一つの方法が精神医学や科学の知識に裏打ちされ、
「どうしてその行動がその結果に結びつくのか」
がはっきりと説明されているので、実際試みるときにもすっきりした気分で行動できるのも嬉しいポイントです。
メンタルが弱った時にもアウトプット
笑う
泣く
相談する
実はこれらもアウトプット。
悩みに押しつぶされそうなとき、もやもやが晴れず重い気分が続くときにもアウトプットは効果を絶大。
たとえば泣く。
涙にはストレスホルモンコルチゾールの分泌を促すACTH(副腎皮質刺激ホルモン)
がふくまれているんだそうです。
なるほど、泣いた後にすっきりした気分になるのは、ACTHが体外に排出されるからだったんですね。
「めそめそ泣かないの!」
と子どもを叱る親は
「コルチゾールをからだに沢山ためておきなさい!」
と言っているのと同じ、なんですね。
成績の悪い子、その理由
子どもの成績ともともとの頭の善し悪しは関係ない、と言われたら驚きますよね。
実は子どもの成績の良い、悪いを分けるのは
「勉強を楽しんでいるか、嫌々しているか」
だそうです。
楽しいときに脳内に放出されるドーパミンは集中力、やる気、学習能力を高め
嫌々している行動中に放出されるストレスホルモンコルチゾールは、記憶力を低下させるのみならず、なんと脳細胞を死滅させるにまで至らせてしまうそう!
勉強は楽しく
が鉄則ですね。
よく、優秀なお子さんの親御さんが口にされている
「勉強しなさいと言ったことがない」
という一言。
勉強を強制されることがないからこそ、気持ちよく学習に取り組める、その結果が成績に結びついているのかもしれませんね。
そしてこれは子どもに限ったことではなく、私たちにも言えること。
何かに上達したいと思ったら、「楽しく取り組む」ことが何より大切なようです。
樺沢先生はyoutubeでも精神医学、心理学を楽しく学べる「樺チャンネル」を放送中。
要点を押さえてシンプルでわかりやすい、まさにアウトプットのお手本です。
コメント