<不登校・別室登校> 園芸療法~植物の癒しの力~

こころ

慣れ親しんだ、騒がしく忙しい毎日。

ある時突然そこから切り離されると、今まですっかり忘れてしまっていたものたちの存在に気づきます。

日ごと肌触りの変わる風や虫の声、雨が降り出す前の香り。

そして、花や木や草などの植物。

学校での当たり前の生活が断ち切られたとき、タクミを支えてくれたもののひとつが植物とのかかわりでした。

今日は植物を育てることによって心を癒す「園芸療法」をご紹介します。

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<不登校・別室登校> 園芸療法とは

園芸療法とは、花や野菜を育てることによって心の回復を目指す療法です。

園芸療法の起源は古代ギリシャと言われ、日本でも明治以降、精神疾患、結核を患った方たちを対象に活用されてきました。

園芸には、感じる、(植物と)過ごす、育てる、採る、利用するなど、多くの人の興味をひき、楽しみながら精神や身体を刺激する要素、社会的健康を育む要素が含まれています。
その結果、ストレス軽減、意欲回復、認知機能の維持・向上、日常生活に必要な能力の維持・向上、社会性の向上、生活の質の維持・向上など、いろいろな健康上の効果が期待でき、療法となりうるのです。(淡路景観園芸学校ホームページより)

<不登校・別室登校> 家庭でできる園芸療法

本格的な園芸療法は、園芸療法士という専門家が、クライアントの成育歴、生活や家庭環境を知ったうえで建てたプランによって行われます。

けれど、専門家に頼らず自宅や家庭菜園で野菜や好きな花を育てるだけでも、植物の癒しのパワーは体感できるとのこと。

花や野菜を見る、匂いをかぐ、触れる、など、五感からの刺激は弱った心にちょうど良い刺激だそうです。

<不登校・別室登校> 私たちの園芸療法

いわゆる普通の生活を送っていたころのタクミは、花や草などにはほとんど興味のない子どもでした。

唯一「ヒメオドリコソウ」恐怖という習性はありましたが…

【中学生 高校生 子育て】HSCの風景・夜に踊る花に恐怖した日々【体験談】 
HSCの長男タクミが、ヒメオドリコソウ恐怖症から解放されたエピソードをシェアしています。 育てにくい、つまづきやすいなどのイメージが強いHSCの子どもたち。 けれど彼らと過ごすひと時にふと感じる多幸感を共有できる方に届くと嬉しいです。

けれど、別室登校となってから初めての夏休み、初めて種からトマトを育てた経験から、急に植物への愛情に目覚めたのです。

毎日欠かさず水をやり、少しの成長も見逃さずカメラで記録していました。

人参の頭部から育てた葉っぱは花を咲かせるまでに大きくなり、

「種が取れるかもね」

と楽しみにしていました。

けれど残念ながら、猛暑の窓辺で枯れてしまったニンジン。

タクミは諦めきれず、今だ枯れたニンジンの水替えをしています。

私自身もタクミと一緒にトマトやニンジン、スイカなどが太陽と水を糧にツルや茎をのばす姿に

「あ、芽が出た!」

「花が咲いた!」

「実がなった!」

と子どものような無邪気な感動を幾度楽しませてもらったことか。

別室登校体験が無かったら、トマトの芽、ニンジンの葉っぱをはさんで、タクミとこんなにも喜ぶ体験もなかったかもしれません。

それを思うと、別室登校になってしまったこんな流れも悪いことばかりではない気がしています。

 

学校に行かなくていいたっぷりの時間をお持ちの方、

なんだか心が疲れてしまっている方、

のんびり種から芽が出るのを心待ちにするひと時、いかがでしょうか。

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