そのおまじないに出会ったのは確か小学生の時。
おまじないや占いに特化した女の子雑誌の片隅に見つけた記事でした。
「痛いところを右手で時計回りにさすりながら
アゼラウンケンソワカ
と唱えると、痛みがおさまりますよ」
というおまじない。
子どもにとっては全く意味の分からないカタカナの羅列。
なのに不思議と記憶に焼き付き、お腹が痛いとき、頭が痛いとき、アゼラウンケンソワカ…
と唱えていました。
すると不思議不思議、本当に痛くなくなるんです。
わが子にももちろん伝授しました。
「痛いときは、こうやってまあるくさすりながらアゼラウンケンソワカって唱えるんだよ」って。
子どもが小さいときは私が痛いところをさすりながらおまじないを施していましたが、今では自己治療しているみたいです。
アゼラウンケンソワカ…その正体
それにしてもこの、アゼラウンケンソワカってどんな意味なんだろう。
と、はてながふと頭に浮かんだのがここ最近。
検索してみると
阿毘羅吽欠蘇婆訶 アビラウンケンソワカ
大日如来に祈るときの呪文(じゅもん)。「阿毘羅吽欠」は、梵a,vi,ra,hūṃ,khaṃの音写で、地水火風空を表し、「蘇婆訶」は、梵svāhāの音写で、成就の意を表す。(コトバンクより)
正しくは アビラウンケンソワカ、だったんですね。
ちなみに大日如来とは、宇宙全ての源と言われている仏様。
全ての仏様も、この大日如来の化身だそうです。

アビラウンケンソワカ、その意味
さて、ではアビラウンケンソワカの意味とは。
こちらのブログで解説していらっしゃいました。
宇宙を構成する自然に感謝します。
という意味だそうです。
宇宙で一番偉大な仏様、ありがとうと言いながらお腹をさすっていたのか…
「ありがとう」
「感謝してます」
の言霊の持つパワーについてはよく耳にしますが、仏様の世界でもやはり感謝は最強のツールなのですね。
それにしても、宇宙一偉大な仏様、ちっぽけな私の腹痛やら頭痛やらまで今まで何度も治してくださって本当にありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いいたします…
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