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お値段は高いけど…牛乳を飲むならこれからはこの牛乳を。
そう思ってしまいました。
身体に入れたときにふわっと広がる多幸感。
栄養と一緒に
ミルクをくれた牛さんが日々感じている喜びもシェアしてもらえる牛乳でした。
【国産グラスフェッドミルク】しあわせ牧場って?
むかしの牛乳を搾乳させてくれる牛さんたちが暮らす「しあわせ牧場」
岩手県宮古市にある、365日24時間自然放牧の広々とした牧場です。
しあわせ牧場に暮らす40頭の牛さんたちは、自由に食べて寝て、恋愛して子牛を生み育てています。(しあわせ牧場ホームページより)
【国産グラスフェッドミルク】むかしの牛乳 レビュー&こんな風に飲んでみました
むかしの牛乳 特徴
クリームが浮いてくる
むかしの牛乳の賞味期限は7日間。
4日目くらいになると生クリームが牛乳瓶の口のところに浮かんできます。
コーヒーなどに浮かべると美味しいのだそう。
購入したばかりでも、上の画像くらいうっすらとクリームが。
低温殺菌牛乳
日本の法律では、牛乳は殺菌が義務付けられています。
スーパーで売られている牛乳の大半は120度で2秒、高温殺菌されたもの。
むかしの牛乳は63度で30分、丁寧に時間をかけて殺菌された低温殺菌牛乳です。
低温殺菌牛乳の特徴は搾乳した時点の風味に近い、牛乳本来の甘みを感じることができるということ。
あまり牛乳が好きではない我が家の子どもたちも
「くさくない、甘い」
と気づくほど、はっきりと違いの分かる牛乳でした。
季節によって脂質が変わる
しあわせ牧場の牛さんたちは、100%牧草飼育(グラスフェッド)。
夏は土から生えている瑞々しい牧草を食べるので、さっぱりとした脂肪分の少ない牛乳。
冬は水分の少ない乾いた草を食べるので、脂肪分の多い濃い牛乳になります。
浮いてくるクリームを楽しみたいときは、寒い季節に注文するといいかもしれませんね。
むかしの牛乳 こんな風にいただきました
まずはそのまま、津軽びいどろの大きめグラスにたっぷり注いで。
のどにさらっと流れ込んでいく感触。
飲んだ後、ほんのり舌の上に残る甘み…
次は小さめの片手鍋で弱火でそろそろと温め過ぎないように気を付けながら火を入れ、カフェオレに。
そのまま飲むよりもコクを感じました。
そしてお砂糖を入れなくてもほのかに感じる甘み。
最後は(時間短め)オーバーナイトオーツに。
むかしの牛乳と豆乳をまぜたものに、オーガニックオートミールとミックスナッツ、ラカントホワイトを入れ、半日冷蔵庫で寝かせました。
これも美味しかった!
オートミール、大好物ではないのですが、「明日も食べたい!」と思いました。
【国産グラスフェッドミルク】アニマルウェルフェア(動物福祉)とは
「むかしの牛乳」は、アニマルウェルフェアに配慮された牛乳です。
アニマルウェルフェアとは…
動物福祉(どうぶつふくし、英語: Animal welfare)とは、一般的に、人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑えるなどの配慮により、動物の待遇を改善しようとする考えのことをいう。動物福祉(アニマルウェルフェア)は、近代以降に西洋で生まれ、家畜動物を対象として大きく発展した概念である[1]。
1979年、イギリス政府によって設立された独立機関である家畜福祉委員会(farm animal welfare council:FAWC)が「5つの自由」を提案し[7][3]、その後、この基本原則が世界の家畜動物福祉の共通認識となり、OIEが作成した陸生動物衛生規約の家畜動物福祉基準にも示されている[8]。
5つの自由
飢えおよび渇きからの自由(給餌・給水の確保)
不快からの自由(適切な飼育環境の供給)
苦痛、損傷、疾病からの自由(予防・診断・治療の適用)
正常な行動発現の自由(適切な空間、刺激、仲間の存在)
恐怖および苦悩からの自由(適切な取扱い)
牛と聞くと、牧場でのんびり草を食んでいるイメージを抱かれる方が多いと思いますが、
日本の乳牛のほとんどは、一生を小屋の中につながれて育ちます。
濃厚牛乳を作るという目的が加わると、生育環境はさらに過酷になり、運動はほぼゼロ、濃厚牛乳を出すためにポストハーベストの問題大の安価な輸入穀物中心の飼料を食べさせ続けられます。
搾乳の邪魔になる尻尾は切り落とされ、角は危ないからと切られる乳牛たち。
病気をすることも多いため、抗生物質の投与が外国に比べてとても多いそうです。
そうせずには経営が成り立たない酪農界の仕組みもあるのかもしれません。
けれど…
母乳って、お母さんの血液です。
牛乳は牛の血液です。
日々心から湧き上がる感情は、お乳の中にも少なからず入っているのではないでしょうか。
怖い、苦しい、狭い、嫌だ…
よりも
嬉しい、心地いい、楽しい、美味しい…
が入っている牛乳を飲みたくありませんか?
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