一学期、新入学先の中学校への登校の足取りが重かった娘。
せっかく受験して入った中学なのに、ともどかしい気持ちの私。
「責めちゃいけない、焦っちゃいけない」
と、顔で笑って心で泣いて、の毎日でした。
(ちなみに2学期現在はなんてことない顔で通っています)

そんな不調な1学期にふと思い浮かんだこと。
新しい生活を始めたときのしんどさ、そこから抜けていく過程を身を持って体験したい
を実現するため、副業、というか、新たなパートをもう一つ始めてみました。
大人になると、心身にしみこんだルーティンの連続で生活が成り立ってしまいがち。
私自身も日々の家事、5年近く続けているパート、子ども関連の毎日のアレコレと、やるべきことは山盛りであるわりには、気持ちを揺すぶられることの少ない毎日。
新しい世界に飛び込んだ後の憂鬱感、すっかり忘れてしまっていました。
現在開始後1か月が経過。
環境に慣れ始めた頃のモヤモヤを自分の心と体を使ってリアルに感じることができ、かなり学びになっています。
イマイチ登校の足が軽やかではないお子さんにお悩みな方、
始めたばかりの仕事に行きたくない方にも、わずかながらでもご参考にしていただけたら嬉しいです。
★ 副業開始前~開始後2週間までの記録はこちら ↓

副業開始2週目以降~1か月経過 モヤモヤ発生
慣性の法則って、人間の行動にも当てはまるってよく聞きますよね。
動き出すまでは大変だけど、動きだしたらもう、流れに乗るだけ。
体や心が慣性の法則に乗っかってきたのを自覚できるようになった副業開始2週間目以降。
思わぬ出来事が待ち受けていました。
それは、私より1か月ほど前に同じお仕事を始めたAさんとの初対面。
それまでは先輩の指示を受けつつのほぼ一人作業だったのですが、ある日、初対面のAさんと二人で作業をすることに。
Aさん、フレンドリーで頭の回転が速くて、とても感じのいい方なのです。
私がショックを受けたのは、Aさんの他の社員さんたちと桁違いの馴染みよう!
雑談も長年のお友達ですか?くらいの盛り上がりようなのです。
モヤモヤの正体
Aさんと他の社員さんたちの関わりを目にするまでは、一ミリも感じていなかったモヤモヤ。
意識し始めてからは
「私嫌われてるの?」
「もっと積極的にかかわっていくべき?」
と、心がどんどん重くなっていきました。
客観的に見て、まわりの方の態度は全く変化していないにもかかわらず、です。
変わったのは私の気持ちが
これでよし
から
これじゃだめかも
に変化した、それだけ。
ああ、そういえば…
思い出しました。
娘の新しいクラスはとても積極的で明るいメンバーがそろったクラスで、入学後間もないのに
まるでもともとの友達が集まったような仲の良さ、と担任の先生が評していた程でした。
馴染むまでに少々時間がかかる娘が、特に疲れた表情を見せるようになったのはちょうど1か月過ぎた頃だったっけ。
★環境に慣れるだけで精いっぱいだった頃を過ぎて、周りを見渡す余裕が出てきたことによって、自分と他者を比べるようになる
↓
★比較によって自覚した、他者よりも劣っていると感じた部分を何とかしなければならないものと認識する
↓
★悩み発生
悩みって、ある事柄を「何とかしなければならない問題」と定義した時に生まれるのではないでしょうか。
解決しなければならないと思いさえしなければ、どんなことだって悩みにはならないですよね。
モヤモヤ消滅、その方法は・・
モヤモヤの正体を突き止めて1週間。
モヤモヤはほぼ消滅しました。
解決策は
これでよし
と自分を許すこと
副業を始める際、私が私に課した目標は、任期の半年を勤め上げること、のみ。
その最終目標を改めて確認したら、その他諸々はあっても無くてもどちらでもいいものでした。
自分を苦しめるものって他人や環境じゃなく
「そんなんじゃ駄目だよ。
もっと頑張らなくちゃ負けちゃうよ」
と、責め立てる自分自身の声なのかもしれません。
おまけ…副業を始めて受け取った、思いがけないプレゼント
副業を始めることによってうけとった思いがけないプレゼントがあります。
お給料や新しい知識の習得、新しい人間関係から受ける刺激はもちろんですが、私にとってはそれらを上回るありがたいプレゼントでした。
それは、もともとしていた仕事が格段に楽しくなったこと。
出勤前も遊びに出かけるような気持ちの軽さ。
なんなら勤務日もお休みの日と違わないくらいの気持ちの安らかさです。
なので、現在私の脳内で出勤日と認識されているのは、1か月前に始めた仕事に向かう日のみ。
ストレスを溜めないために勧められることによく、
複数の居場所を持つこと
が挙げられますが、確かに効果ありと感じています。
まとめ
ある程度環境に慣れてくると、まわりが見えてくる。
同時にまわりと自分の比較を始め、自分のネガティブな部分を責め始めることにより、悩み発生。
自分のダメさ加減にうんざりしたり…
そんなときの解決策は、「これでよし」の五文字をしっかり自分に植え付けてあげること。
落ち込んでいるのがお子さんならば、
話をしてくれる時はひたすら聴く。
アドバイスは求められるまでしない。
気になることがあってもこの時期は小言は言わない、あるいは最小限に。
とにかく「そのままでオッケーだよ」と念を送り続けること、かなと感じる今日この頃です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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