札幌すすきの殺人事件のお母さんに思うこと

★ 不登校・別室登校

札幌すすきのホテル殺人事件

実行犯の娘さんとお父さんが逮捕され、その後お母さんも死体遺棄の疑いで逮捕

 

お母さんはお友達のお庭にいた蝶の幼虫を自宅の庭に連れ帰り、羽化するまでお世話をしていたことがあるそうです。

ある記事ではその行為を「虫を偏愛」と表現されていました。

 

娘さんは小学校の頃から不登校だったとのこと

お母さんはそんな娘さんと蝶の幼虫を重ね合わせていたのではないか、とふと感じました。

学校に行くことができない自分を明るく肯定して過ごせる子どもも親御さんもめったにいないと思います。

時には善意か悪意かよくわからない厳しい言葉や、心無い好奇の目にさらされることもあったでしょう。

そんな中、長い長い時間、娘さんを一生懸命守ってきたのでしょう。

 

私の長男も中学2年生の夏休み明けから別室登校となり、通信制高校を卒業しました。

そして奇しくも私も、昨夏、家のビオラでいつの間にか孵化していた沢山の蝶の幼虫を駆除することができず、羽化するまで飼育していました。

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幼虫はさなぎの中で一度ドロドロになるそうです。

そして美しい羽根と幼虫の時の4倍位の大きさの脳を持った蝶に変容するのだと聞きました。

悩みもがく娘さんがいつかさなぎから出て、自分の色の翼を大きく広げる日を待ち望んでいたのでしょうか。

 

幼虫に好物の葉を毎日与えていた自分も、そうだったのかもしれません。

 

ちなみに偏愛とは、あるものだけを偏って愛することの意

幼虫のエピソード一つでこのお母さんが虫を偏愛していたとは言えないのでは、ということはさておき。

世の中に出回っている情報以上のことは知りませんが、加害者になることなく娘さんを守り切ってほしかったと、ただただ残念に思う事件でした。

 

 

 

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