お子さんの進路の選択肢として、通信制大学を考えたことはあるでしょうか。
長男タクミの通う通信制高校では、2年生の2学期、約2時間にわたるズーム進路説明会がもたれました。
そこであげられた卒業後の進路は
大学進学
短大、専門学校進学
留学
就職
そして、通信制大学でした。
全日制高校のパンフレットの卒業生の進路では見たことのない進学先、通信制大学。
通信制大学は社会人の学びなおしのための大学、というイメージでしたので、高校卒業後即、通信制大学に入学、進路は「その選択肢もあったか!」と目からウロコでした。
また、進学説明会では通信制大学という進路を選んだ先輩が実際に登場し、学校生活について語ってくださいました。
【通信制大学】入学するには?
現在日本には50校近い通信制大学があります。
通信制大学の入学資格者は
★高等学校卒業者、もしくは入学年3月に卒業見込みの者
★高卒認定試験に合格した者
入学試験はなく、下記の3パターンのいずれかで合否が決定します。
★書類審査のみ
★書類審査と面接
★書類審査+面接+小論文(志望理由書)
入学時期は年に2回。
締め切りまでに入学選考に必要な書類をそろえ、郵送で提出し、合否の決定を待ちます。
【通信制大学】お守りとしての進路としても
進路説明会後、タクミ曰く。
「受験はするし、全力で受験に向けて準備はするけど。
大学に進んで、何かしらの理由で続けられなくなった時、通信制大学があると思えば安心だよね」
確かに。
小学校の卒業式、このまま普通に中学、高校、大学と進んでいくのだろうと思っていました。
中学2年生…思いもよらず、別室登校生活に。卒業後は私立の高校に入学するも、中学時代の体調不良を引きずり登校はしんどそう。
高校2年生進級と同時に通信制高校に転入学…
人生に思いがけないことって起こるもの。
もしこんな困ったことが起こったらってシミュレーションし、対策を考えておくことは悪くないことかもしれません。
【通信制大学】通信制ならではのメリットも
卒業率が低い
人間関係を構築する機会が少ない
卒業することが就職につながるのか不安
など、心配事が浮かびがちな通信制大学進学ですが、メリットもありますよね。
思いつくまま、あげてみると…
【通信制大学のメリット】 学費が安い
【サイバー大学様ホームページより】
大学によって入学金、授業料は変わりますが、少なくとも自宅で学習できるということは、下宿代、通学にかかる費用はいりません。
サイバー大学に限って言えば、スクーリングも必要ないので、ともすれば自分でアルバイトをして卒業できる金額ではないでしょうか。
【通信制大学のメリット】 自宅にてマイペースで学習できる
通信制高校に通っている生徒さんの中には、タクミと同じく、人間関係にストレスを感じやすい方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
けれど自宅で学習できる通信制大学ならば、人間関係で受けるストレスは最小限で済みます。
学びたいことはあるけれど、通学は自信がない
知識は力
人間関係が辛いという理由で学びをあきらめてしまうのは本当にもったいないと思うのです。
【通信制大学のメリット】社会情勢に左右されにくい
コロナ禍では、通学制の大学でも通学できず、ズームでの授業が長く余儀なくされました。
高校を卒業して大学に合格。
大学近くに引っ越したのに数か月たっても大学に通えない、という声も実際耳にしました。
けれど通信制大学ならば、そういった社会情勢の変化にも影響を受けにくいのではないでしょうか。
これはご参考までに、なのですが、思い返したら私の身の回りにも大学卒業、または中退後に通信制大学に編入した方が3人いました。
3人全員卒業しています。
卒業率の低さを懸念材料として前に挙げましたが、大学選択の際、卒業率があまりに低い学校を選ばなければ、ものすごくハードモードな進路ではないのではないかな、と。
【通信制大学】まとめ
実際に先生がいる場所に赴いて、教えてもらうという手段しかなかった時代から、
世界中どこにいても知識を得ることができる時代になったのだなと、今日記事をまとめていて改めて感じました。
心地よい環境、学びに最適な環境は人それぞれ。
通信制大学で学ぶことが向いている人
通学制の大学で学ぶことが向いている人
誰でも自分に最適な場所で学ぶことが当たり前の時代になるといいなあと思います。
それに何かにぶつかった時
「これしかない」
より
「今度はあっちを試してみるか」
の方が心強くいられますよね。
通信制大学について、私も資料を取り寄せるなどしてみようと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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