別室登校のタクミは、基本午前中で帰宅。
タクミがお昼ご飯を自宅で食べるようになってらふと気づいたんです。
「この子、たくさんブロッコリー食べるな~」って。
もともとブロッコリーは嫌いじゃない野菜の一つでしたが、一株でも食べちゃう勢い。
からだが求めてるって感じの食べっぷりは圧巻です。
そんな時、こんな情報を目にしたんです
千葉大学(学長:徳久剛史)社会精神保健教育研究センターの橋本謙二教授 (神経科学) 、大学院医学薬学府博士後期課程の姚偉らは、代表的な精神疾患で あるうつ病の病因に炎症や酸化的ストレスに関わる転写因子 Keap1-Nrf2 の異 常が関与していることを明らかにした。 うつ病は、代表的な精神疾患であるが、その病因は未だ明らかでない。今回、 転写因子 Nrf2 を活性化する化合物(野菜に含まれるスルフォラファンなど)と Nrf2 遺伝子欠損マウスを用いて、うつ病の病因に Nrf2 が重要な役割を果たし ている事を明らかにした。うつ病のモデル動物(社会的敗北ストレス)におい て、Keap1 および Nrf2 タンパク発現がうつ病様症状を呈するマウス脳組織(前 頭皮質、海馬)で減少していることを見出した。Nrf2 遺伝子欠損マウスは炎症 を示し、うつ症状を呈した。また、ストレスを与える前にスルフォラファンを マウスに投与すると、繰り返しの社会的敗北ストレスによるうつ症状の発症を 予防した。さらに、スルフォラファンの前駆体( グルコラファニン )を含む餌 を3週間与えると、社会的敗北ストレスによって引き起こされるうつ症状の発 症を予防できる可能性(ストレスレジリエンス)が示唆された。 炎症やストレスに伴い、脳内の Keap1-Nrf2 系が低下し、うつ症状が起きて いると推測される。今回の研究成果は、近年提唱されているうつ病の炎症仮説 を支持する成果である。さらにスルフォラファンは、ブロッコリースプラウト 等の緑葉野菜に多く含まれる安全な化合物であるため、栄養学的観点から、食 事として摂取することにより、うつ病の予防やうつ病患者の再発予防として有 用であると考えている。 本研究成果は、東北大学の山本雅之教授、株式会社カゴメと共同で実施した ものです。本研究成果は、2016 年 07 月 29 日(英国時刻午前 10 時)にオープ ンアクセス雑誌、Scientific Reports に掲載されます。
ホントに体が求めてた!~スルフォラファン~
スルフォラファン、スーパーのブロッコリースプラウトのパックにてよく見かけますよね。
スルフォラファンはブロッコリーの新芽に多く含まれる成分。
上の実験では、うつ状態を引き起こすKeap1 および Nrf2 タンパクの発現がスルフォラファンを摂取することによって減少。
その上社会的敗北ストレスに負けなくなったと!
社会的敗北ストレス…なんて今のタクミの精神状態にピッタリな言葉…と感心しつつ、
「ブロッコリーはタクミの身体がKeap1 タンパクや Nrf2 タンパクを一生懸命消そうとしてたんだ!」
とジーン…
人間って自然な状態では、
食べたいもの=今の自分に必要なもの
食べたくないもの=今の自分に必要ないもの
なのだそうです。
健康効果が期待できる一日のブロッコリー摂取量は30㎎。
約一株分です。
ブロッコリーの5倍以上のスルフォラファンが含まれているといわれるブロッコリースプラウトならば、
一パック ~ 一パック半。
ちなみにスルフォラファン、加熱にも強いそうですが、茹でるとお湯に成分が流れてしまうため、ゆで汁もスープやお味噌汁にしていただくのがおすすめです。
その上セロトニンまで!
ブロッコリーのすごさはスルフォラファンだけではありません。
幸せホルモン、セロトニン生成にまで有効なのです!
ブロッコリーにはこの、セロトニンの材料となるトリプトファンがたっぷり。
セロトニンは不足すると、
イライラ
不眠
不安感の増大
自信喪失
などを引き起こすといわれています。
つまり、セロトニンが充足した状態だと
ゆったりした気分で
良質の睡眠がとれ
安心感に満ち
自身を持って毎日を過ごせる
これ以上の幸せはあるのかって状態ですよね。
ちなみにセロトニンがしっかり出ている人は
姿勢がすっと伸び、肌もつややか
つまり、見た目も美しいとのこと。
内面の美しさは見た目にもあふれ出るんですね。
美味しいブロッコリーを選ぶには
まず、ブロッコリーをひっくり返してみてください。
茎がぱっかりわれていたり隙間があったりしませんか?
生き生きした緑色、こんもり丸い形はもちろんですが、しっかりどっしりした茎はブロッコリーの新鮮さのあかし。
栄養成分たっぷり、うまみたっぷりの美味しいブロッコリーはからだにも心にもごちそうなのでした
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