【効果は?お手入れは?】柘植のクシ 使い始めから5年が過ぎました【体験談】

50th days

♪もみじのかんざし、つげのくし♪

日本人なら一度は耳にしたことがある、童謡こぎつねにも出てくる「つげのくし」

実際お持ちの方、使ったことのある方も少なくないかもしれませんね。

今回は5年間、柘植のクシを使ってみての感想をシェアさせていただきます。

「柘植のクシの使い心地を知りたい」

「お手入れはめんどくさくない?」

そんな方のご参考にしていただけると嬉しいです。

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使用中の柘植のクシはこちら

 
5年前に購入した柘植のクシはこちら。
薩摩柘植という柘植を使用したブラシタイプのお品です。

 

ブラシの部分が柘植、柄の部分はエンジュという木材を使用しているちょっとお得なタイプ。

 

その後、母の日のプレゼントにもらい、使用している柘植のクシはこちら


 

ブラシ部分も柄の部分も薩摩柘植(さつまつげ)で作られたお品です。
先に使用していた櫛は、家族に譲り渡しました。

薩摩柘植とは、鹿児島県の指宿地方が原産地の常緑低木です。
とても丈夫で滑らかな材質なので、昔から櫛の材料として愛されてきました。
将棋の駒、印鑑などの高級品の素材としても重宝されています。
昔は、一生モノの道具としてのお嫁いる道具でもありました。
娘、孫と代々柘植のクシを引き継いでいる方もいらっしゃるそうです。

<柘植のクシの嬉しいところ> その1 髪に優しい

柘植のクシを5年間愛用して、何よりも感じていること、それは

髪に優しい

カラーリング、パーマとかなり酷使している私の髪。

「毛先が傷んできたら全体カットでお願いします。」

と、美容師さんにお任せしきっているのですが、

「全然傷んでないですよ。」

と、ここ半年は前髪カットだけで済んでいます。

柘植のクシは静電気が起きにくいため、切れ毛や枝毛、キューティクルのはがれが防げるそうです。

もともとは細くて絡まりやすい髪質でしたが、柘植のクシを使い始めてから絡まって困ることはほとんどなくなりました。

<柘植のクシの嬉しいところ> その2 育てる楽しさ

柘植のクシは大切に使えば一生モノ、そして代々受け継いで行けるほどの丈夫なクシです。

一生モノ、ときいて気になるところはお手入れの方法ですよね。

お手入れはとってもシンプル

ほこりや汚れが気になるときは、糸などを使って歯の間をこすります。

それほど歯間の汚れが気にならない時は、月に一度、椿油を含ませた布で拭き清めます。

それだけです。

椿油で拭けば拭くほど、艶のあるこっくりした色味に変化していくクシを見て

「私仕様に育っている」

そんな楽しい気持ちも味わえます。

<柘植のクシの嬉しいところ> その3 頭皮もケアできる

美しい髪は頭皮の血行の良さが大切ですよね。

柘植のクシの嬉しいところ、3つ目は、頭皮もケアできること。

柘植のクシで髪を梳かすついでに、頭皮をトントン、と軽くたたいたり、地肌にそっと沿わせたりと、マッサージもとても気持ち良いのです。

<柘植のクシの嬉しいところ>その4 大切な人へのプレゼントにも

クシのプレゼントは、苦、死、を連想させられると忌み嫌われることもありますが、

日本古来の考え方からは、お守りや厄除けの意味だそうです。

また、柘植のクシは年月を経るほど飴色に美しくなっていくことから、これから結婚する相手に贈る方もいらっしゃるそうです。

柘植のクシの価格は、数百円から数万円とかなり幅があります。

安価なものは輸入素材を用いられていることがほとんどで、注意が必要です。

同じつげでも、外国産と日本産のものは性質が異なり、外国産のつげはもろく欠けやすいという特徴があります。 くし作りの際、その違いは特に重要で、国産のつげを使ったくしはどんなに歯を曲げても折れることはほとんどありませんが、輸入材を使ったくしは簡単に折れることが多いようです。

(別府つげ公房さんより)

あわただしい朝の、柘植のクシで髪を梳かすひと時。

はやる感情からしばし離れ、やわらかな柘植の木の感触を楽しむ時間を 毎朝プレゼントしてもらっています。

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